ガレージメーカーの中で洗練されたデザインとULを追求された商品を出し続ける山と道のMINI2を購入しました。
最新の利用紹介はこちら。
山と道 MINI2のパッキング例
MINIとMINI2の違い
主な違いは本体、フロントパネル部分の生地素材です。山と道の公式サイトを見ても生地に対する強いこだわりが伝わってきます。
SkyliteやX-Pacは強度、耐久性、防水性を持ちながらも超軽量な生地としてハードコンディションで利用されるアウトドア用品に多く使われ始めています。
これら最近の生地を慎重に必要な箇所だけ必要な強度がえられるように注意深く設計されています。
MINIもMINI2も1泊2日程度のテント泊を想定されて作られており、ギリギリすぎず大きすぎないサイズになっています。
MINI | MINI2 | |
容量 | 25L~30L | 25L~35L |
重さ | 340g~407g | 350g |
本体の生地 | Skylite、X-Pac | Skylite |
ボトムの生地 | X-Pac | X-Pac |
フロントパネルの生地 | X-Pac | ハードメッシュ |
MINIかMINI2のどっちを選ぶか
生地単体では十分な強度はもっている物の本体生地がSkylite、フロントパネルはハードメッシュな事を考慮すると本格的なUL(ウルトラライト)登山が目的で、コンディション的には比較的整備された登山道になると思われます。
MINIはX-Pacを多用しており表面の引っかかり部分も最小限に抑えれれているのでよりハードなコンディションにも対応できそうです。
このような観点からだとMINI2は中級者以上でULを取り入れる人、MINIは初級から上級者まで幅広い登山を取り入れる人向けだと思われます。
MINI2のパッキング例
山と道 MINI2のパッキング例
1.コッヘル 2.ヘッドライト 3.ダウンパンツ 4.mont-bell ステラリッジ)、6.テントマット、7.調理器具、食器、8.テントポール、9.ファーストエイドキット&歯ブラシ、抗菌シートなど 10.山と道 MINI2 11.食料 12.着替え、防水パック 13.水筒
筆者がよく持っていく一泊二日程度のテント泊装備です。
シュラフがリミット温度2度なので春夏の装備となりそうです。
山と道 MINI2のパッキング例
実際にパッキングしてみるとロール部分にまだ余裕があるので積めそうではあるのですがMINIシリーズはフレーム素材としてMinimalist Padというパットが使わており耐荷重8kg程度だそうです。
そのため、重すぎると重量オーバになるのとSkyliteの生地を痛めてしまう可能性がありますので外付けで防水のスタッフサックをつけるのが良さそうです。
Minimalist Padは折りたたまれた状態で収納されており、開くとテントマットとして使えます。
山と道 MINI2のパッキング例
ハードメッシュの部分は使わずにパッキングできました。結露で濡れたフライシートやテントの収納は案外時間がかかるので、ハードメッシュ部分に入れる事ができるのはファストパッキングでは大きなアドバンテージだと思います。
防水性
生地自体は十分な防水性が備わっているのですが、縫い目から染み込んできます。このようなザックはザックカバーを付けるとザック本来の性能が損なわれるのでパッキング時に濡らしたくないシュラフや着替えなどは防水のスタッフサックに入れておきます。
普段使いできるデザインがいい
山と道は徹底的に磨き抜かれたULが際立つのですが、デザインも一目見れば山と道とわかるユニーなスタイルとなっています。腰ベルトも取り外せるので邪魔になりません。
そのデザインから普段使いしても違和感のないザックでコスパは良いと思います。