いつか焼岳いかないとなーと思い続けて2年近く経ち登る機会が訪れ行ってきました。
普段は夏山では行かない山には雪山でも登ることはないのですが事前に情報収集してから行ってきました。
駐車場
焼岳には中の湯登山口と上高地から入る2つのルートがあり、積雪期は中の湯からアプローチするのが基本的なルートなります。
ただ調べても車をどこに止めるのか情報があまりなく困っていました。
結論からいうと積雪期は中の湯温泉までしか除雪されておらず、中の湯温泉に予約して駐車場を確保していただく必要があります。
予約するのは宿泊者と同じ駐車場を利用するためで、駐車場のみの利用でも駐車場の予約が必須です。
予約しておかないと安房峠のゲートで門前払いされます!!
私は事前に予約しておらず最初は宿泊者でいっぱいだったのですがなんとか空けていただき入る事ができました。
駐車料金は700円です。
スタッドレス+4WDが必要
ゲートを中の湯温泉の方に開けていただくと20分ぐらいスタッドレス+4WDでないと登るのは厳しいです。
中の湯温泉の送迎バスも行き違うので避けるために除雪されてないところを通行するタイミングも何度かあります。
新中の湯ルート
新中の湯ルートから北峰を登山コース通り進む予定でした。
中湯温泉の横から峠道をショートカットするようにコースがあるのですがトレースが無いと見つけるのは厳しそうでした。
登山口には活火山の警告がありマツダ車の鍵が落ちておりました‥
新中の湯ルートは直登ルートなのですがそれほど急ではないのでダラダラと登り続ける感じです。
しんしんと降る雪
この日は直前まで晴れ予報だったんですが、あいにくの天気と風も結構ありあまり映える写真が撮れませんでした。
今年は北アルプスのお膝元ぐらいまで来るとさすがに結構な積雪です。
放置されたわかん‥
アルパイン スノーポン
モンベルのスノーポンを買いました。
ライトアルパイン スノーポンはグリベルなどのアイゼンを装着したまま装備できるわかんで、前方が反っているので斜面でも登りやすいという特徴があります。
使ってみた感想としてはスノーシューよりも軽くかさばらない(1kgぐらい)ので雪山には常備していると安心だと思いました。
ルート変更
北峰の予定だったのですが、広場からのトレースが南峰に進んでおりラッセルする体力もこの時点ではなかったのでトレース通りに南峰に向かうことにしました。
広場から南峰の登りがそこそこ急なのと、森林限界に近づくので風も急に強くそしてかなり肌寒く感じました。
南峰最後の登り
広場から南峰に抜ける丘のような登りを超えると、南峰がすぐそこに見えてきます。
丘の上が非常に風と雪が強く先行していたパーティーのトレースも一瞬で消えてしまうのでなるべく慎重に進みました。
南峰最後の登りはかなり急なので前爪、ピッケルが必須となりそうでした。
南峰
寒すぎて山頂の滞在時間は1分未満でした‥
すぐに下山を開始したのですがトレースが消えており一瞬道を間違えたのでヒヤッとしました。
下山後は中の湯温泉
1時間半ほどで下山し、冷えた体を中の湯温泉で温めました。
中の湯温泉からは穂高連峰が露天風呂からも綺麗に見える場所でとてもいい場所です。
中の湯温泉に宿泊すると上高地から焼岳にアプローチするのもよいかと思います。